昨日は摂津市立男女共同参画センターさんにて「食事で変わる心と体」というタイトルで講座をさせていただきました。
(Iさんお写真ありがとうございました!)
お越しくださった皆様、お世話になったセンターの皆様、本当にありがとうございました。
昨年度の「自分に寄り添うためのレッスン 体編&心編」に参加して下さった方がお一人来てくださっていて、それもとても嬉しかったです。
今回の講座はシングルマザーの方限定ということで、
母子世帯の貧困と食事
食事と学力の関係
みたいなことを盛り込みたいなと思いつつ、結局いつもと変わらない話をしてしまって、
結論から言うと、前半は何を話したかったかわからない講座になってしまった感じがしていました。終わってから担当者の福森さんにそれを話したら、
「皆さん熱心にメモを取ってらしたし、それぞれ必要と思うことは持って帰ってくださったでしょう(^^)」
「後半みんなでワイワイ話し合う時間を持てて、センターとしてこんなことがしたかったというのが実現してよかったですよ。」
という風なことを言っていただき少し気分が楽になりました。福森さん、ありがとうございました。
一夜明けて、昨日のモヤモヤがなんだったのかが少しわかりました。
母子家庭と一言で言っても状況は様々だから、食というテーマについても、興味を持たれる内容は様々だということ。それをなんとなく感じつつ、それに対応できていない自分にモヤモヤしていたように思います。
反省点は残るものの、昨日の講座はあれはあれでよかったと思うことにしました。
昨日は冒頭で、物理学者で分子栄養学の実践者で作家でもいらした、三石巌先生の本の一節をご紹介しました。
貧困と食事、負の連鎖に関わる記述として、とても印象に残っていた部分です。
(大学の僻地研究会というクラブ活動の顧問をすることになり、)
「福島県の山の中の小学校で合宿をやったときのことだった。三年生か何かの教室で授業を見せてもらった。
子どもは20人くらいはいたが、その中に目立つ男の子がいた。その子は体が小さくて顔色が悪く、居眠りをしていると見えた。
この子はエンセファロバチア(脳の病気)ではないか、というのがそのときわたしの頭にひらめいた病名だった。
中略
授業がすんで控え室に戻ったとき、私は問題児について知りたいと思って、校長先生に問いかけた。
その話によると、その子の家はいたって貧しく、春先にワラビやゼンマイを山ほど採って塩漬けにする。それが一年中のおかずだということだった。
私はそれを聞いて満足した。だが、楽しいどころか悲しかった。でも私にはどうにもならないではないか。山の奥にはこんなことがあるのかと、心を傷めるばかりであった。」
この子は食事で十分な栄養が摂れていない上に、ビタミンB群の利用を阻害する物質が含まれているワラビやゼンマイばかり食べさせられていたから、このようになったという話です。
このワラビやゼンマイは、現代日本では、安価で手軽に手に入る炭水化物や糖質に置き換えられるのではないかと思って、私はこの部分を読んだときになんとも言えない気持ちになりました。
最近のニュースで
「母子家庭のタンパク質摂取量は、一般家庭のそれと比べて格段に少ない」
というのがあったり、
「貧困家庭の糖質摂取量は、一般家庭のそれと比べてかなり多い」
というデータがあったり。
でも、やっぱり、安くてお腹いっぱい食べられるのは炭水化物や糖質なんだから、どうしたらいいのか?
と言われたら、安くても栄養豊富な卵や魚のアラを活用するとか、牛肉など高価なものは値引きシールがついたものを買うとかくらいしか、私にも思い浮かばないです(^^;
後は「楽しく食べること!」これは胃腸の働きを考えても本当に大切。また、貧困から抜け出す、収入アップを目指すにはどうしたらいいかを考えるのも一つで、それは今回のテーマではないですが、私自身の長期的な課題です。
あと、炭水化物や糖質が全て悪いというのではなくて、食事の大半がそれ中心になると、栄養不足や血糖値の乱降下の繰り返しから体と心の健康を害してしまうのが良くないのです。
また、糖質には依存性があるため過食の原因にもなり、不調と自己嫌悪のループから抜け出せなくなるのも難。
昨日うっかりしていてご紹介するのを忘れていた本をここでご紹介しておきます。
子どもの学力アップとメニューの実例
『糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ』
心療内科の先生が書かれた本
『うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった』
さて、昨日の講座の帰りに、「よりちゃん!」と声がして振り向くと、
昨年度の講座に来てくださった方が、「駅のポスターを見て、会いに来たんだよ〜(^^)」と。
涙が出そうなほど嬉しくて、思わず抱きしめてしまいました。心がほっこり温かくなりました。
Oさん、いつも気にかけてくださってありがとう!プリン、子どもらととても美味しく有難く、そしてOさんの優しさを感じながらいただきました♪
私もそんな思いやりのある人になりたいなと思いました。
★リンパドレナージュふわり★
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